デジタルマーケティングへの道

デジタルマーケティングを始める上での心得、道のりを記載します

当ページのゴール:

これからデジタルマーケティングを始めようとする人に対して、デジタルマーケティングとはなに?なにをしないといけないの?どのようなマインドが必要?がクリアになります。

アジェンダ

①デジタルマーケティングとは・・・2分

②デジタルマーケティング心得を知る

 ②‐1.素早く行動する

 ②‐2.仮説⇒実施⇒行動⇒分析

 ②‐3.ブランディング化

③まとめ


デジタルマーケティングとは、デジタルの力を使ってマーケティングをしましょうという意味で、デジタル機器であるスマホ、タブレット、PC、店頭のデジタルサイネージ(電子看板)等の見る、聞く、感じるの顧客接点(チャネル)から、リアルタイムで様々情報(インターネット経由等)を提供し、顧客が求める商品やサービスを届け、顧客がその価値を効果的に得られる事です。


ここで重要なポイントは、これまでのマーケティングとは違う事で、デジタルの力を利用すると、いままでできなかった事ができる事です。

いままでのマーケティングは、マス(大衆)向けもしくは、店舗(店員)で属人化したサービス提供として、下記のような施策が中心でした。

①マスメディア(テレビ、雑誌等)で商品を告知する※そもそも大企業しかできない

②店頭で商品を知ってもらう※頑張っている中小企業は可能

 キャンペーンで試供品を配る、安売りをする、ポップ(のぼり旗)をつける

③店員が個別に紹介する※一般的にここしかできない

 店員がお客様へ個別に告知、会計時にセットで説明

④知り合いの店舗では、お得意様扱いしてくれる

⑤会員になっていると誕生日割引や、年賀状が送付される


デジタルマーケティングとなると、デジタルの力を利用してユーザ属性(男女、地域、年齢等)から、ユーザ属性に応じて広告内容を変化させ、ユーザの行動を蓄積(商品の閲覧履歴、購入情報等)し、実店舗の来店時には、これまでのユーザ行動を参照して、誰でもユーザを理解した上で接客が行えます。下記のような施策が挙げられます。


①顧客がスマホでブログ等をネットみていると興味がある広告が入る

 ※キャンプのブログを見ていると、キャンプ商品の広告が表示

②スマホで近くのお店を検索すると、上位に興味があるお店が表示される

③スマホで商品比較すると、良い口コミがあり、評価点数が高い

④街中で歩いていると、電子看板で興味のある広告が表示される

⑤店頭に入ると、店員が覚えてくれており、過去に購入した商品も知ってくれている

⑥商品購入時LINE登録すると割引になる

⑦商品購入後のすぐに来店ありがとうや、商品説明や、商品のこだわりがLINEで送付される。また口コミを登録してもらうと割引がもらえる

⑧商品のメンテナンス時期(商品が使い終わる時期)になると、ちょうどのタイミングでLINEから商品のお得キャンペーンが送付される


②デジタルマーケティング心得を知る

②‐1.素早く行動する

私がこれまでデジタルマーケティングを多くの企業に提案していましたが、当たり前の話ですが、スピードがかなり遅いです、特に大手の企業では、概算金額で年間予算を確保し、実際にデジマ業者にアイミツ(複数会社への見積もり取得)をとり、実行予算を承認してもらい、追加が発生するとさらに、変更決済を申請するとなりますので、時代が目まぐるしく変わるなかで、かなりスピードが遅いです。

このため、最近ではPoC(Proof of Concept)という言葉で『概念実証』、実証実験としてやってみて効果があるかを検証します。

まずは、大掛かりな仕組みは作成はせずに、一部の地域、一部の顧客層に対してのみ施策を実施します。施策内容も個別でメール送付したり、WEBサイトも無料版でLPページや入力フォームも作成します。また結果のデータ集計はBIツールではなくエクセルで実施し効果検証を行います。

小さく素早く始め、試行錯誤をたくさん繰り返す事です!!


②‐2.仮説⇒実施⇒行動⇒分析

施策を始めるためには、必ず仮説立てをすることが必要です。

デジタルマーケティングを行う際には、なんの目的のために施策が行ったのかが不明確になり、施策結果についてもよく効果があったのか、なかったのかわからなくなります。このため仮説を立てて、通常に行った場合と、施策を行った場合の比較であったり、効果を検証する必要があります